自分が五十を迎えるとき

酒呑猫

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自分が五十を迎えるとき(1)
亀仙人:自分が五十を迎えるとき、か。
鶴蛮人:迎えるときかって、あなたとっくに五十なんて越えてるでしょうが。
亀仙人:(ムッ)それを言うならおまえもそうだろうが!
鶴蛮人:ええ、ええ、そうですとも。五十だなんて、何百年前の話やらですよ。
亀仙人:ほう? 何千年サバを読んだんだ?
鶴蛮人:(ムッ)何千年って、あなたじゃあるまいに、鶴は千年って言葉も知らないんですか?
亀仙人:(呆れて)あんまり久しぶりだったからって、おまえ、自分の名前も忘れちまったのか?
鶴蛮人:失礼な。自分の名前くらい覚えていますよ。
亀仙人:じゃ、わかるだろ。ここじゃおまえが万年なんだよ。
鶴蛮人:ガーン!
亀は仙人、鶴は蛮人。(猫)

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