【宇宙人ミカエル】

作/賭勝正夢

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はじめに


 『宇宙人Michael』は、1986年冬発行のA高美術部部誌『イマージュ Vol.52』に掲載された、全11頁の漫画でした。この号は年末発行なので、この話はクリスマスが題材になっているし、他の参加者も多くがクリスマス物を描いています。
 漫画と思しき物を描き始めてから十年近く経っていたとはいえ、この頃はまだただただ漫然と描いているので、キャラクターの描き分けも今よりもっと未熟です。ページ数もあまりないし、沢山のエピソードのうちの一つ、といった設定で描かれているので、探偵ビルと泥棒マイクの関係も深くは語られていません。
 今回、その漫画をもとに新たに『宇宙人ミカエル』として、リライトしてみました。多少補足したものの、まだまだ解り難い話かもしれませんが、お暇があったらどうぞご一読下さい。

登場人物

マイク(マイケル=タッグ)
=ロストレアはフォーデリアの町をシマにしている泥棒。自らは犯罪王と名乗っている。

パット(パトリック=パスュート)
=十代前半ではあるが、そこそこ有能なマイクの手下。

ビル(ウィリアム=ウィルソン)
=ロストレアはフォーデリア、イグザミーネ・ストリート864-821・73番地9号に事務所を構える私立探偵。始終目の覚めないぼんやりした顔をしているが、回転は速い。

バージニア(バージニア=ボルバス)
=ボルバスの孫娘。幼い頃に父母と死に別れ、祖父と暮らしている。物心ついてから一度も楽しいクリスマスを経験したことがない。サンタクロースを信じないのは、今まで一度もクリスマスのプレゼントを貰ったことがないからだった。

エレン(エレン=トレリス)
=ボルバス家の女中の一人。バージニアを妹のように可愛がっている。

ボルバス(ベンヤミン=ボルバス)
=宝石コレクターとして名高い大富豪。守銭奴といわれている。

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